啓示

「天の声」とは、こういうことをいうのだろうか。

私の中に、突然何の前触れもなく、次のようなことが浮かんだ。
「人は、価値をつくりだすことで自らの価値を上げる」

それはイメージとして現れたので、うまく言えないけれども、言葉にすると上のようになるだろう。

例えば、今までにない快適な自動車をつくれば、「快適さ」という価値を創造したことに対して、対価が得られるだろう。

当たり前といえば当たり前のことだが、その意味をしっかりと把握したようだ。

研究・教育という仕事も、価値を創造する機会に溢れている。
新しい価値を創り出さねばならない。

技術と情報と人脈

7日から、「組織細胞化学講習会」を受けに京都にきている。
研究の仕事で用いるRNAiの技術を習得するため。

技術の習得はもちろんだが、仕事の成功には、業界の最新情報と、人脈が占める割合が大きいと思う。

SEC研修

4日、5日とJAXAの宇宙教育指導者(space education conductor, SEC)研修を受講してきた。
北海道から大分まで、全国各地のリーダー約30名が、東京・丸の内に集結し、1泊2日の研修を受けた。

その中で、私を含めた受講者各人が15分のプレゼンを行う場面があった。
3人の試験官を前にパワーポイントを使って話をするのだが、仕事の学会発表よりもこちらの方がむしろ緊張した。

営業マンと大学教員

『週刊ダイヤモンド　０７年７月７日号』に、営業の特集があった。
それによると、ある一流営業マンの仕事の流儀は、意外なものだった。

話が流暢で押しの強い「ヤリ手」かと思いきや、聞き役に徹し、顧客との約束を破らない「誠実で信頼できる人間」なのだという。

大学教員の職は大方、任期付きだ。
この世界で生き残っていくのも、戦いである。

大学の仕事に染まっていると、「営業」という仕事があまりピンとこない。
しかし、営業マンと大学教員には、共通する点があると思う。
両方とも、人の期待を裏切らず、職務に対し誠実である者が評価を受けるのではなかろうか。

リーダーズセミナー

今度の8月4・5日は、JAXAのリーダーズセミナー講師養成トレーニングに参加させていただくことになった。
宇宙少年団・一宮分団のO氏の紹介で。
リーダーズセミナーは、宇宙教育指導者の研修の場。
地道な活動ではあるが、宇宙に関わる仕事ができるのは嬉しい限りだ。