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DATE : 2024.04.25 (Thu) 19:03
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DATE : 2010.11.11 (Thu) 22:15
Skypeなどに使うPC用カメラのアプリケーションで、面白いものがある。

カメラの画像から、眼や口などの位置をリアルタイムで認識するソフト。
と言っても、あまり面白くないかもしれない。

これ自体凄い技術だが、実はそれだけではない。
認識した顔を、付け替えてしまうことができるのだ。

実際に見るとよくわかる。



この技術には、少なくとも3つのポイントがある。

1. カメラから得た2D画像を3Dとしてとらえている。顔を回転させたときは、回転の向きと角度を正確に認識している。

2. リアルタイムで任意の3Dオブジェクト(メガネや恐竜の顔など)を正確な位置に表示できる。

3. 上の動画は3年前のもの。現在の技術は当然進歩している。


ビデオに出てくるのは恐竜やゴリラなど微笑ましいものばかり。

しかし、かわいいウサギに騙されてはいけない!

この技術を使えば、他人の顔に付け替えることが可能なのだ。

キムタクの顔の3Dデータがあれば、私がキムタクになりすますことが出来てしまう。

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他にも恐ろしいことが出来る。

例えば映画。

顔を取り換えることが出来るので、イケメンや美女の俳優は必要なくなる。


例えばアイコラ。

アイドル・コラージュとは、いかがわしい画像をアイドルの顔に付け替えることをいう。

昔は静止画をアイドルの顔に変えるのは、時間と労力のかかる職人芸だった。(私がやっていたわけではないが!)

今の技術を使えば、動画から自動的に3次元のコラージュが出来てしまうに違いない。


また身近な例では、それこそskypeで他人になりすましてしまうことが可能だろう。

画面の上だけならば、誰でもオバマ大統領や綾瀬はるかになれる。



先日3Dホログラムの最新技術について紹介したが、それと組み合わせればリアルタイムでフェイクの3D映像が出来てしまう。

見たものしか信じないという言葉があるが、近い将来には「見えるものは信じない」という時代が来るかもしれない。

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DATE : 2010.11.04 (Thu) 17:14
今日人類は、スターウォーズの世界にまた一歩近づいた。

疑似リアルタイムの遠隔3Dホログラフィーの技術が発表されたのだ(Nature 468: 80-83)。


Star Warsより


このホログラフィーは、3Dメガネなどの特殊な装置を必要としないことが特徴。

カラーの像を作ることもできる。

気になるのは速度だが、現段階では2秒に1回イメージを更新できるとのこと。

これまでは高性能な記録媒体がなかったので、この速度を実現するのは難しかった。

光反応性ポリマー素材が、それを可能にした。


Nature誌に掲載された、アリゾナ大学と日東電工の研究成果


ちなみに、2次元の画素をピクセル(pixel)というが、3次元ではhogel(ホージェル?)と呼ぶ。

そのうち、「このディスプレイは1024 x 1024 x 1024 hogelだね」とか言う日が来るのだろうか?


3Dホログラフィー技術は、将来的に遠隔医療、試作品製作や娯楽などの用途が見込まれている。

かつてビデオテープ(懐かしや。)の規格争いの時代には、アダルトソフトのコンテンツ数も影響したというが、ホログラフィーではどうなることやら・・・

さて、ワープ航法の発明はいつかな?

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DATE : 2010.11.02 (Tue) 23:39
昨日書いた「心はどこにあるか?」という問題は深いので、もう少し考えてみたい。

そもそも心に「場所」なる属性は存在しない、という考え方がある。
この立場では、「心はどこにあるか?」という問い自体が無意味になる。


ところが現代の脳科学は、心には場所があると考える。
扁桃体など、特定の脳部位が感情を司ると考えられているのだ。


確かに、扁桃体を破壊すると感情はなくなってしまう。
(脳の機能を調べるために、特定の部位を壊すという方法が使われる。少なくとも過去にはよく用いられた。例えば満腹中枢という部位を破壊されたネコは、満腹感がなくなるのでエサを際限なく食べてまん丸と太ってしまう。逆に空腹中枢という部位を壊すとガリガリにやせてしまう。脳科学とは恐ろしい学問ではある…)

これは、ある部位に感情が宿っているとする説の動かぬ証拠。


つまり、現代脳科学の考え方を図式化すると
「扁桃体が壊れる→感情がなくなる ∴扁桃体に感情がある」
ということになる。


もしこの逆が成り立てば、現代脳科学の考え方は疑いようのない真理ということになるだろう。

ところが「感情がなくなる→扁桃体が壊れる」というのはヘンな話だ。(なんとなく北斗の拳みたい。秘孔でも突かれたか?)

言い換えれば、「感情という心の働きはすべて脳の特定の部位(扁桃体など)に存在する」というのは、ムリな話なのだ。


ここに、現代脳科学の常識が塗り替えられる余地がある。

昨日の記事で述べたように、日記(明らかに人体ではない物質)が記憶(心の働きのひとつ)を呼び覚ます、ということもある。

これを図式化すると、
「外部環境の影響→心の働き」
ということになるだろう。
これはとても自然なことだと思われる。


心の構成要素として外部の環境が必須である、という科学的な根拠が蓄積されて認められるには、まだ時間が必要だろう。


それでも私は予測する。
そう遠くない未来に、人はこう言うだろう。
「昔の人は、心は脳の中にだけ存在すると考えていました」

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DATE : 2010.11.01 (Mon) 18:41
米科学誌Science(世界トップレベルの科学雑誌)に、おもしろい記事が出ている。
「心はどこにあるか?」という問題について。

現代人の多くは、「心はどこにあるか?」という問いに対して「脳」とか「頭」と答えるだろう。
何を隠そう、私もそう思っていた。


ところがScience誌によると、「心が身体の特定の場所に存在する」という支配的な説に対して、近年異論が唱えられている。

例えば、家の最寄り駅について考えるとき、人は地図を頭に思い浮かべたりはしない。

普通は、「あの角を曲がって、真っすぐ行って」というように、現実の街の姿を思い浮かべる。

つまり、最寄り駅について考えるとき、その周囲の街並みは切っても切れないものなのだ。

私の解釈でいえば、駅への道を考えるとき、心は頭の中だけでなく周囲の街そのものへと拡大している。

ハワイに行きたいときに「心はもうハワイ」などというのは、まんざらウソでもないかもしれない。


Science誌に載っていたもう一つの分かりやすい例は、忘れないようにメモを紙に書く場合だ。

例えば、今日起こったことを日記に書くとして、3年後にその出来事を思い出せないことは往々にしてある。

ところが、書いた日記を読めば、その時の記憶がありありとよみがえってくる。

簡単にいえば、「記憶」という心の働きは、「日記」という明らかに私達の身体の外にある物体なしにはあり得ない。

極論すれば、日記帳も人の心の一部だ、ということになる。


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となると、ネットとコンピュータという途方もない外部記憶装置を使う現代人の心は、恐ろしく拡大していることになるのだろうか?

たまに考えるのだが、映画「アバター」に出てきたナヴィ族と自然との結合は、我々地球人にとっては人間とネットとのつながりに相当するのではないか?

残念ながら、イジメ掲示板や有害サイトなどのせいで、我々とネットとのつながりはナヴィと自然とのつながりほど美しいものではないが・・・。


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アメリカの作家ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』は、私の愛読書の一つだ。

ヒルによると、思考とは外界を変化させるエネルギー。

これを読んだときは「うぅん、そうかな」程度に思っていたが、今回のScienceの記事を読むと、ヒルの言っていることが現実味を帯びてくる。

つまり私の解釈でいえば、人が物事の成就について考えるとき、その思考は既に外界に働きかけている、ということ。

現代人の常識でいえばバカげた考えかもしれないが、それを完全に否定する根拠がないのも事実ではないか?

それに、「物事の成就を祈るとき、その祈りは既に世界を動かしている」というのは、なかなかステキな世界観だ。

いずれにせよ、「心はどこにあるか?」という問題に対する、今後の科学的な解明に期待したい。

あ、人任せじゃなくて、自分でも考えないとね。。

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Ken Takahashi

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