category: トライアスロンへの道
DATE : 2006.12.13 (Wed) 01:34
DATE : 2006.12.13 (Wed) 01:34
(回想録-1の続き)
5分ほど歩いてホテルに戻り、いよいよ最後の準備をする。
よく擦れる脇と股にワセリンを塗り、ウエットスーツを着用。
スイムキャップとゴーグルも忘れずに持っていく。
この頃には、先ほどまで真っ暗だった東の空が青く見える。
レースの朝だ。
「風がないのはありがたい。」
そう思いながら、ウエットの鎧で武装した私は、サンダルでスタート会場に向かった。
スイム会場のジェッティー(桟橋)には、約800人のトライアスリートが集っている。
波はほとんどなく、オーストラリア到着以来心配していた海のコンディションは抜群だ。
私たちはなんとツイてるのだろう!
1年前に日本で「蒲郡オレンジトライアスロン」に出たときは、太鼓の演奏がスタート前の会場を盛り上げた。
ここでは、海外らしくノリのいい音楽が大音量で流れている。
そのおかげか、今からスイム3.8km、バイク180km、ラン42.2kmの一大レースが始まろうとしている瞬間にもかかわらず、ほとんど緊張を感じない。
それとも、「やるべきことはやってきた」という自信がそうさせているのだろうか。
全長約2km、南半球最大の木造建築物であるジェッティーには、たくさんの人々が集まっている。
早朝から詰め掛けた人々は、鉄人レースのスタートをまだかまだかと待っているようだ。
地平線から昇る太陽が、空と海を黄金に染める。
アイアンマンになることを決意したのが5年前。
この日のために、どれだけの時間を費やし、どれだけの距離を行き、どれだけの汗を流しただろう。
雨の日も風の日も、雷の日も。
そして今私は、海を眺めつつ砂浜で静かに「その時」を待っている。
午前6時15分、その後17時間続く鉄人レースの幕が切って落とされた。
(回想録-3に続く)
5分ほど歩いてホテルに戻り、いよいよ最後の準備をする。
よく擦れる脇と股にワセリンを塗り、ウエットスーツを着用。
スイムキャップとゴーグルも忘れずに持っていく。
この頃には、先ほどまで真っ暗だった東の空が青く見える。
レースの朝だ。
「風がないのはありがたい。」
そう思いながら、ウエットの鎧で武装した私は、サンダルでスタート会場に向かった。
スイム会場のジェッティー(桟橋)には、約800人のトライアスリートが集っている。
波はほとんどなく、オーストラリア到着以来心配していた海のコンディションは抜群だ。
私たちはなんとツイてるのだろう!
1年前に日本で「蒲郡オレンジトライアスロン」に出たときは、太鼓の演奏がスタート前の会場を盛り上げた。
ここでは、海外らしくノリのいい音楽が大音量で流れている。
そのおかげか、今からスイム3.8km、バイク180km、ラン42.2kmの一大レースが始まろうとしている瞬間にもかかわらず、ほとんど緊張を感じない。
それとも、「やるべきことはやってきた」という自信がそうさせているのだろうか。
全長約2km、南半球最大の木造建築物であるジェッティーには、たくさんの人々が集まっている。
早朝から詰め掛けた人々は、鉄人レースのスタートをまだかまだかと待っているようだ。
地平線から昇る太陽が、空と海を黄金に染める。
アイアンマンになることを決意したのが5年前。
この日のために、どれだけの時間を費やし、どれだけの距離を行き、どれだけの汗を流しただろう。
雨の日も風の日も、雷の日も。
そして今私は、海を眺めつつ砂浜で静かに「その時」を待っている。
午前6時15分、その後17時間続く鉄人レースの幕が切って落とされた。
(回想録-3に続く)
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