Web制作 忍者ブログ

DATE : 2017.12.11 (Mon) 18:24
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ
 ←クリック一発ずつ、清き
  一票をお願いします!


DATE : 2006.12.19 (Tue) 23:42
(回想録-3の続き)

折り返し地点付近では、何回か波に遭遇した。
とはいっても、楽にやり過ごせる程度のものだ。

折り返しを過ぎると、今度は朝日に向かって泳ぐ形になる。
時折りヘッドアップして、2kmほど先にあるはずのスイムゴールの方に視線をやるのだが、まだ陸は見えない。

スタート直後は、自分の周りに芋洗いのように密集していたトライアスリートたちが、いつの間にかいない。
ずいぶん先に行ってしまったのだろう。
私は一人静かに黙々とストロークを続ける。

普通海では目印に乏しいので、プールで泳いでいるときと比べて進んでいる感じがあまりない。
しかしこの海の水はとてもきれいなので、底にある海草や砂浜が、ゴーグルを通してはっきりと見える。
自分が進んでいる感覚を感じられるのは、大きな支えだ。

しばらくすると、カヌーに乗っているオフィシャルが、「あっちだ」とゴールの方向を知らせてくれた。
「あれか」
ようやく海岸が見えてきた。

1ストローク、もう1ストローク。
なかなか岸は近づいてこないが、底がはっきり見えるので、自分が着実に進んでいることはわかる。
スタートのときより、日が昇っている。

1ストローク、もう1ストローク。
いまや砂浜が手に届きそうだが、なかなか届かない。
1ストローク、もう1ストローク。
まだか、まだかと思ってかき続けると、ようやく指先に砂が触れた。

ややフラフラの状態で立ち上がると、スイムゴールのゲートが見えた。
水をけりながら走ると、ギャラリーが「well done!」「good job!」と励ましの声をかけてくれる。
とてもありがたい感じがする。



「ピッ」
アンクルバンドがスイムフィニッシュ地点を通過した音だ。
時計を見ると、スタートから1時間45分が経過していた。

(回想録-5に続く)

拍手[1回]

PR

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ
 ←クリック一発ずつ、清き
  一票をお願いします!

[104] [103] [102] [101] [100] [99] [98] [97] [96] [95] [94]
●この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
●この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]
Twitter
Profile

Ken Takahashi

★赤い酔星
 (飲むと通常の3倍陽気になる)
★医学博士
★鉄人
★ペーパー獣医
❤I love House music!

■人生一度きり、悔いのないよう
大きな目標を目指したい。
■座右の銘:
意志あるところに道はひらける
最新コメント
[11/13 SLT-A77]
[09/03 きゅー]
[05/30 Ken Takahashi]
[05/30 あす]
[05/27 マエノメリ]
Counter

Since 16 Mar 2006.