惨敗を勝利に

比較生理生化学会3日目、最終日。
午前に、口頭によるOHP発表の後、ポスター発表を行う。
1～2週間前から、学会賞受賞を目指し懸命な努力を続けてきた。

12時頃、ホールに100名ほどの学会参加者が集まる中、受賞者の発表があった。
発表者約70名に対し、賞の枠は2つ。
はじめは会長賞の発表。
少し息を飲んだが、呼ばれたのは私の名前ではなかった。
次は委員長賞。短い緊張の時間が流れたが、こちらも私の名前ではなかった。
私の発表にどれくらいの票が入ったかは知る由もないが、無力感を感じたのは正直なところだ。
高く投げ上げたものは、落ちるときの衝撃も大きい。

なぜ失敗したのかを分析することが、将来の成功を導く健全な態度だろう。
1. 準備が不十分だった
2. 研究の面白さをうまく伝えられなかった
3. 自分自身の売り込みが不十分だった
これらの反省点から学んだことは、学会発表以外にも広く応用が利くことだろう。