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DATE : 2024.11.23 (Sat) 10:22
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DATE : 2011.04.09 (Sat) 02:31
「宇宙飛行士試験」新エピソードのための資料収集をした。
たった一人の人間のこととはいえ、何だか歴史の編纂をしているような感じ。
明日は朝から掃除なので、そろそろ寝なくては・・・

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DATE : 2011.04.08 (Fri) 00:01
数年間もの間日の目を見なかった論文が、今日やっと世に出ることになった。
2回没を喰らい、あまりにも長い時間をかけてしまったので、共同研究者の先生方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「3回目の今回も没になったらどうしよう。。」というプレッシャーがメチャメチャにあったので、何とか通ってくれて本当にほっっっとした。

論文の内容は、筋肉痛は皮膚痛に比べて脳の感情関連部位を強く活動させる、というもの。筋肉の痛みは、皮膚の痛みと比べると重だるい感じがする。
その原因は、筋肉痛が脳の「イヤだ!」と感じる場所を活動さるからだ、というのが今回の発見。
これは専門でない人にもかなり分かりやすい話だと思うので、自分の仕事を説明するときには重宝しそう。(といっても何年も前の仕事なのだが・・・)

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DATE : 2011.04.07 (Thu) 00:43
今日は論文の査読の依頼が入った。
論文を発表するということは、この世に新しい知識を生み出すこと。
論文を査読するということは、発表された論文の内容が妥当であるか否かを判断し、改善する必要があればそれを指摘し、不十分であれば却下するということ。
人類の知を生み出すこのプロセスに関わることができるのは、大変にありがたい。

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DATE : 2011.04.06 (Wed) 00:07
今年度から修士の学生さんを一人担当させて頂くことになった。
また、講義のコマもいくつか頂いた。
仕事を与えて頂けるというのは、全く嬉しい限りだ。

新プロジェクトの計画などもあり、「宇宙飛行士選抜」の更新はペースが遅くなると思いますが、なにとぞご容赦ください。
私の印象としては、全ストーリーの半分くらい来た感じがしますが、書いていくといろいろと出てくるので、もしかしたらまだ3分の1くらいかもしれません。
週末に頑張るなどして、少しずつでも進めていきます。

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DATE : 2011.04.04 (Mon) 03:35
第49話より続く)

人は、自分のことを棚に上げて他人を評することがままある。
彼は、スポーツ選手や音楽家など、何かひとつの事に懸命に打ち込んでいる人を見て「どうしてそこまでできるのか?」と羨ましく思うことがしばしばある。
しかし、彼という生命体がエネルギーを燃やすのは、あきれるくらいいつも決まって宇宙のためではないのか?

IACから帰って来た6日後にパラボリックフライトで無重力を体験したかと思えば、彼はその3週間後には宇宙航空環境医学会で学会発表をした。
彼の研究テーマは「気圧、気温の変化が慢性炎症病態の痛みに与える影響の解明」というもので、これは宇宙医学との直接の関係はない。
それにもかかわらず彼が半ば強引に宇宙関連の学会で発表を行うのは、一歩でも宇宙の世界に近づきたいという一心からに他ならない。

その2週間後には「IAF3大会合同交流会」に参加するため、時間と金を費やして彼は東京に向かう。
国際宇宙連盟会議への学生派遣プログラムは今年で3回目であるが、第1回のオランダ大会、第2回のブラジル大会と、先日彼が参加した第3回フランス大会に参加した学生たちが、一堂に会して交流を深めようというのである。
第1回、第2回の大会参加者の中には、大学を卒業してNASDAに就職している人たちもあり、彼はそのような「宇宙の人」たちとつながりを築いていく。

IAF3大会合同交流会の10日後にまた彼が時間と金を費やして行ったのは、「学生宇宙対話」なるイベントである。
参加者10人前後という小規模なイベントではあったが、主催者にはNASDAやシンクタンクの職員が名を連ねており、ここでも彼は宇宙関連の人たちとの人脈を築いていく。
2001年もはや11月の末、振り返ればこの年は若田宇宙飛行士帰国後連絡会に始まり、NASDA の宇宙環境利用システム・宇宙環境利用センター成果報告会、H2A打ち上げ、IAC、パラボリックフライト、宇宙航空環境医学会、IAF3大会合同交流会に学生宇宙対話と、怒涛の如く宇宙尽くしの1年であった。

つい2年前までは「孤島の一匹狼」であった彼も、今や宇宙の人たちの世界を間近に感じられるまでになっていたが、それはやはり彼が環境医学研究所の大学院生となったことが絶対的に大きく影響している。
では彼の本業である大学院生としての仕事ぶりはどうだろう?
環境医学研究所では、所属する大学院生が研究成果を英語で発表する「環研カンファレンス」というコンペティションが年に1回行われる。

「研究の成果はともかく、英語のプレゼンで無様な失態だけは絶対にできん!」
英語による初めての口頭発表に備え、彼は20分程度の発表原稿を作成して暗記すると、ちょうど時間内に収まるように練習を繰り返す。
この勝負、負けまじ――彼を突き動かすのは、宇宙を目指して9年間にわたり英語を勉強し続けてきたという自負である。

必勝の心意気で臨む彼は、集中力を爆発させて「どうだ!!」と言わんばかりの発表を審査員とギャラリーぶつけたが、彼を破って堂々の1位に輝いたのは、才色兼備な外国人留学生であった。
1位を逃したのは悔しいに違いないが、入学前はそもそも医学部の大学院でやっていけるのかと危惧していたことを思えば、まずまずやっている方だとはいえよう。
宇宙の世界でいくらかの人脈を築き、大学院でもぼちぼちという状況を考えれば、彼が「宇宙の仕事ができるかもしれない」と思い始めるのも、それほど無茶なことではないのかもしれない。

第51話に続く)

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Ken Takahashi

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大きな目標を目指したい。
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