申請書＝ジョブズのプレゼン＝映画の台本

最近仕事で研究費の申請書を書いている。
申請書は、言ってみれば「今からこんなすばらしい研究をします。だから資金ください」という書類だ。

つまり、申請書というのは審査員に対するプレゼンなのだ。
企画書も、上司や組織に対するプレゼンだろう。
したがって、今読んでいるジョブズのプレゼン本が役に立つに違いない。

　

ジョブズによると、プレゼンではできるだけ早い段階で「悪役」を登場させるのがいい。
そして、次にすかさず「正義の味方」を登場させる。

科学研究で言えば、「悪役」は解決されていない難題で、「正義の味方」はそれを解く新知見や新技術、ということになるだろう。

悪役をどう描くか。そして、正義の味方をいかに劇的に演出するか。

そう考えると、研究費の申請書作成も映画の台本作りのようで、おもしろい。