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DATE : 2012.01.22 (Sun) 12:24
今年の大学入試センター試験は最悪だった。
受験生の出来がではない。
試験をする側の出来が、である。

相次いだトラブル 大学任せ 責任は… 文科相「担当者、自覚を」
しかも、後の再試験でもミスをするという始末。
再試験終わる また一部でミスが

試験監督は大学の職員が行い、私も数回の経験がある。
私も受験生だったときに試験を受けて、それなりに緊張した覚えがあるが、逆に試験をする側になってみると、試験を受けた時よりも大きなプレッシャーを感じる。
ICプレーヤーの使用でトラブルが頻発する英語のリスニングの監督は、特にそうだ。

実際に現場(試験会場)で試験を行うのは大学職員だから、運営ミスの原因のいくらかは大学職員にあるとは言えるだろう。
しかし産経ニュースの記事にもあるように、一方では200ページにも上る分厚過ぎるマニュアルも無関係ではあるまい。

行動の指示は、可能な限りシンプルにするべきだ。
マニュアルを介して現場の大学職員への指示を行うのは、大学入試センターである。
現場のすべての大学職員に200ページのマニュアルを熟読させて、かつ誤りのない行動を期待するのは、うまい指示の仕方とは言えまい。

大学入試センターからは、何人か現場の試験官に配置されているのだろうか?
もし現場の現状をよく把握していれば、あのような指示の仕方にはならないかもしれない。

センター試験を受ける学生は、自分の一生をかけて試験に臨む。
その試験をいい加減に執り行う社会を、彼らはどう思うだろうか?
また親の立場からすれば、自分の子供が受ける試験がそのようにいい加減なものだったとき、どう思うだろうか?

これからの未来を担う若者たちに、私たちの社会がいい加減なものである、などと思わせては絶対にいけない。
それは我々大人の責任である。

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