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DATE : 2010.12.04 (Sat) 23:56
昨日、科学の歴史を塗り替える大発見が発表された。

もしかすると、人類の歴史を塗り替える可能性も十分にある。

「宇宙人を発見」というのも、まんざらウソではない。


この発見を一言でいえば、「細胞生物が例外なく持っているDNAの成分として、リンでなくヒ素を使うことができる生物が見つかった」ということになるだろう。

・・・何がそんなに凄いのか?

その生物を強引に擬人化すれば、「パンの代わりに石を食べることができて、しかも石を体の成分として使える人」とでもいえるだろうか。


ヒ素(wikipediaより)

生物を勉強した人なら知っていることだが、DNAの成分といえば炭素、水素、酸素、窒素、リンに決まっている。

これまでは、それ以外にはありえないとされてきた。(厳密にいえば、リンの代わりにヒ素を使う生物の存在は、理論的には予測されていたらしい)

リンの代わりにヒ素を使う生物というと、まるで地球上の生物ではないかのような感じがするが、それが「カリフォルニアの湖にいました!」というのはなんとも不思議だ。


生物学的に詳しい解説は他サイトに譲るとして、この発見の医学的な応用について考えてみると、全く新しいタイプの薬や治療法が開発される可能性はある。

というか、私ならその可能性を探るだろう。

後世を大きく変える発見のときにこの世に生きていられたのは、何と幸運なことだろう!


物事の、本当の基礎の部分の理解が塗り替わったとき、それが私たちの生活をどう変えるのかについて、すぐには分からない。

しかし、私たちの生活を革命的に変えるのは、そういう発見なのだ。

まったくワクワクする話だ。

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DATE : 2010.12.03 (Fri) 04:58
マスメディアが死のうとしている。

最近、その兆候をいろんなところで見ることができる。


一番わかりやすいのは、本の出版だろう。

書籍を電子メディアで提供する技術は、紙に文字を印刷して物理的に届ける「出版」というものの必要性を著しく低めてしまった。

これまで作家は自分の著作を大衆に届ける方法として、出版社を介するしかなっかた。

しかし、今ではそれよりはるかにスケールの小さい電子出版の窓口を使って、同じ著作を瞬時に全世界に発信することができる。

電子書籍を読む端末が普及しつつあることは、先日「本をトイレで買う時代」で紹介したとおりだ。


今までは商業的に儲からない書籍は自費出版するしかなかったが、書籍を公開するだけならばネット上で無料で行うことができる。

このブログも、短いごちゃ混ぜの文章の集まった書籍とみなすことができる。

いまや、私たち個人が小さな出版社なのだ。


次にわかりやすい例は、ラジオだろう。

音声情報をインターネットで伝達する技術は、電波を介して音楽・音声番組を届ける必要性をなくしてしまった。

日本ではあまりないように思うが、音楽だけを選んで放送するような番組ならば、ラジオ局が存在する意義は限りなく低い。(というか、もうすでに絶滅してしまったのだろうか…?)

なぜなら、音楽の使用権を個人が得る制度はすでに整いつつあり、あとは適切な音楽を選んでプレイリストを作りさえすれば、ネットを介して誰にでも音楽放送ができてしまうからだ。

すでにインターネットラジオが存在し、それこそ聞ききれないほどのたくさんのジャンルの音楽番組や、世界各国のラジオ番組を無料で聴くことができる。


そして、これは衝撃的なことなのだが、ustreamは個人がリアルタイムで映像・音声番組を放送することを、すでに可能にしている。

いわば、私たち個人がラジオ局を通り越して、すでにもう小さな生放送のテレビ局なのだ!

私もustreamのアカウントを作って試しにやってみたが、これは面白い。


しかし逆に言うと、iPhoneなどのスマートフォンは潜在的に全世界生放送のカメラなわけだ。

恐るべし。


他のマスメディアには新聞やテレビがあるが、これは次回に語りたい。

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DATE : 2010.11.08 (Mon) 23:58
日本鬼子(ひのもとおにこ)が、台湾の新聞に取り上げられたらしい。

日本のオタク発の萌えキャラは、世界でも存在感を増しつつある。


一方で、尖閣諸島の領有権問題は、まだまだ収束に向かいそうにない。

中国サイトでは、尖閣諸島を日本から取り返すゲームが公開されているとか。

また、Google Earthで尖閣諸島を見てみたら、魚釣島の上にこれでもか!というくらい「中国の領土」という意味の書き込みがしてあって、辟易した。


最近、子供がおもちゃや場所を取り合ってケンカしているのを見ると、領土問題が頭に浮かぶ。

土地というのは、もともと誰のものでもなく、ただそこに存在しているもの。

人類が生まれる前から、それはあった。


我々の祖先は、遡っていけば同じところに行き着くはずだ。

その末裔の私達は、「これは我々のものだ」といって資源や土地を奪い合う。

もともと誰のものでもなく、争っている両者が同じ起源に行き着くなら、それを互いに共有するのが究極の解決法ではなかろうか?


末裔達の争いを見て、祖先は何を思うだろうか?

自分の末裔達がお互いに争うのを見て、我々は幸せだろうか?

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DATE : 2010.11.05 (Fri) 23:46
今日の出来事といえば、やはり尖閣諸島衝突ビデオの流出だ。



「我々の眼に触れるのはいつの日になることやら…」と思っていたら、Youtubeにupされて全世界に公開されるとは!!

元の動画は削除されたようだが、今後はゾンビのようにコピーが出回り続けることだろう。

ネットの強力さと同時に、恐ろしさをも知らしめる事件ではある。

TVなどのマスコミに先駆けてネットで公開されたことは、マスメディアの没落を象徴するようで興味深い。


尖閣といえば、「日本鬼子」も熱い。

一部の中国人が日本人を蔑む時に使う言葉、日本鬼子(中国語でリーベン・グイズ)。

これを「ひのもとおにこ」と読んで萌えキャラ化してしまえ!という、日本が誇る?文化的非暴力運動。

とうとう日本鬼子運動は、台湾のTVニュースで紹介された。



このニュースの翻訳はこちら

日本のオタクたちの平和的活動は、少なくとも台湾のメディアに影響を与えた。

日本鬼子は、世界を動かし始めたようだ。

そして、先日の文化の日には、日本鬼子の代表デザインが決定された。


ネットでは「なかなかかわいい」と、評判の様子。

蔑称を萌えキャラに「昇華」させて、対立を平和的に解決しようとする、世界でも類を見ない文化活動。

この運動から、ますます目が離せない。

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DATE : 2010.10.28 (Thu) 04:15
年を取ると、運動した後に筋肉痛が出てくるのが遅くなる。
と、考えられている。

先日、筋肉痛の研究者のK先生とお話しすることがあり、そのことについて聞いてみた。
ちょっとショッキングな返事が返ってきた。
「あんなんウソやで。」

K先生によると、運動をした後に筋肉痛が発現する時間は、年齢には関係ないとのこと。
ただ、年を取るとあまり運動をしなくなるので、同じ運動をしたとき若い人と比べると筋肉痛の程度が強くなる傾向があるそうだ。

また、筋肉痛が回復する時間は、年を取ると長くかかるとのこと。
K先生の説明があまりに事実をうまく説明しているように思われたので、私は妙にスッキリして感動してしまった。

ちなみに、「年を取ると、運動した後に筋肉痛が出てくるのが遅くなる」というのは、外国では聞かないらしい。
日本人の迷信ということか。


古代インドでは、世界は象や亀に支えられていると考えられていた。
それを信じて誰も疑わなかったのだろう。
ところが、いま世界がそんなふうだと思っている人はいない。

現代人から見ると、過去の迷信や誤った知識は滑稽に思われる。
しかし、未来人から見ると我々の知識のいくつか(かなり!?)が誤っているのは、さらに滑稽だ。
人類の知識に誤りがなくなる日は来るのだろうか?

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Ken Takahashi

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