category: 読書
DATE : 2011.07.02 (Sat) 23:54
DATE : 2011.07.02 (Sat) 23:54
『こう動く!就職活動オールガイド〈'13年版〉』を読了した。
この本は、大学の学部3~4年生で初めて就職活動を行う学生向けに書かれている。
いわゆる「就活初心者」用の書だ。
学部学生の就活に関していえば、過不足なくポイントが押さえられていると言ってよい。
この本の対象からは外れるだろうが、修士や博士の学生の就活を想定すると、要求される水準はさらに上がるだろう。
「世界で通用する修士・博士人材をいかに教育するか」という私の問いに対する答えを得るためには、さらに研究を続けなければならない。
とはいえ、就活する学生がどのようなスケジュールで何を行うかが見えたという点で、この本が果たした役割は大きい。
私が求める答えを得るには、「就職活動」というよりは「人材育成」の方が近いという気がする。
この本は、大学の学部3~4年生で初めて就職活動を行う学生向けに書かれている。
いわゆる「就活初心者」用の書だ。
学部学生の就活に関していえば、過不足なくポイントが押さえられていると言ってよい。
この本の対象からは外れるだろうが、修士や博士の学生の就活を想定すると、要求される水準はさらに上がるだろう。
「世界で通用する修士・博士人材をいかに教育するか」という私の問いに対する答えを得るためには、さらに研究を続けなければならない。
とはいえ、就活する学生がどのようなスケジュールで何を行うかが見えたという点で、この本が果たした役割は大きい。
私が求める答えを得るには、「就職活動」というよりは「人材育成」の方が近いという気がする。
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category: 仕事
DATE : 2011.06.28 (Tue) 23:51
DATE : 2011.06.28 (Tue) 23:51
先日『こう動く!就職活動オールガイド〈'13年版〉』を買った。
私が就活するのかとあらぬ誤解を受けそうだが、もちろんそうではない。
学生を指導する立場として、就職活動について最低限知っておく必要があると思ったからだ。
また、企業の求人というのは社会の動きの大きな部分を占めているから、就活について知ることは、社会を知ることでもある。
学生の指導をするということは、社会で通用する人材を育成するということ。
経済活動にグローバルな視点が欠かせない現代では、社会人に国際的な資質が問われる。
世界で通用する人材を育てるとは、実にやりがいがあって有意義な仕事ではないか。
そのような人材を育てるために、大学教員は何をすべきかのヒントを、この本から吸収したい。
私が就活するのかとあらぬ誤解を受けそうだが、もちろんそうではない。
学生を指導する立場として、就職活動について最低限知っておく必要があると思ったからだ。
また、企業の求人というのは社会の動きの大きな部分を占めているから、就活について知ることは、社会を知ることでもある。
学生の指導をするということは、社会で通用する人材を育成するということ。
経済活動にグローバルな視点が欠かせない現代では、社会人に国際的な資質が問われる。
世界で通用する人材を育てるとは、実にやりがいがあって有意義な仕事ではないか。
そのような人材を育てるために、大学教員は何をすべきかのヒントを、この本から吸収したい。
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category: 読書
DATE : 2011.06.26 (Sun) 08:13
DATE : 2011.06.26 (Sun) 08:13
大前研一『お金の流れが変わった! 』を読了した。
世界経済の状況を敷衍しつつ、日本が取るべき経済対策について、わかりやすく具体的な提案が盛りだくさんなされている。
氏は、常に明るく前向きで魅力的なビジョンを提示するので、大いに共感できる。
一ヶ所だけ人々の共感が得られないだろうと思われるのは、原発に関する提案だ。
この本は、東日本大震災の前である昨年の12月に書かれている。
文中で氏は原子力発電の利用を推進し、海外にも積極的に輸出すべしと説いている。
原発事故が起こった今では、氏の主張もいくらか変わっているかもしれない。
その他の提案は大変魅力的に映る。
例えば、新興国での貧困層向けビジネス。
「安かろう悪かろう」の商品を売るのではなく、ユニクロのように品質がよく価格が低い商品を売る。
氏の提案はそれにとどまらない。
貧困層向けビジネスでは、たとえば石けんを売ることで衛生環境を改善するなど、社会貢献もセットで行うことを説いている。
なんと素晴らしい未来ビジョンが示されていることか。
また、私に大いに示唆を与えた主張がある。
それは、「日本の大学は、企業が必要とする人材をまったく排出できなくなっている」というものだ。
これは大変にマズいことだが、確かに、大学教員として大学を内部から見回しても、学生教育に対して真摯さを欠いているのではないかと思われることが少なからずある。
私が所属する医学部について考えると、医学部を卒業して医師になる学生は、基本的に日本国内で活躍することになるから、国際的な視点についてそれほど意識する必要はないだろう。
しかし、医学研究科修士課程を卒業する学生の場合は、その進路の大半は企業ということになる。
どこに出しても恥ずかしくない、世界で活躍できる人材を育てるために何をすべきかを、教員は真剣に考えなければならない。
世界経済の状況を敷衍しつつ、日本が取るべき経済対策について、わかりやすく具体的な提案が盛りだくさんなされている。
氏は、常に明るく前向きで魅力的なビジョンを提示するので、大いに共感できる。
一ヶ所だけ人々の共感が得られないだろうと思われるのは、原発に関する提案だ。
この本は、東日本大震災の前である昨年の12月に書かれている。
文中で氏は原子力発電の利用を推進し、海外にも積極的に輸出すべしと説いている。
原発事故が起こった今では、氏の主張もいくらか変わっているかもしれない。
その他の提案は大変魅力的に映る。
例えば、新興国での貧困層向けビジネス。
「安かろう悪かろう」の商品を売るのではなく、ユニクロのように品質がよく価格が低い商品を売る。
氏の提案はそれにとどまらない。
貧困層向けビジネスでは、たとえば石けんを売ることで衛生環境を改善するなど、社会貢献もセットで行うことを説いている。
なんと素晴らしい未来ビジョンが示されていることか。
また、私に大いに示唆を与えた主張がある。
それは、「日本の大学は、企業が必要とする人材をまったく排出できなくなっている」というものだ。
これは大変にマズいことだが、確かに、大学教員として大学を内部から見回しても、学生教育に対して真摯さを欠いているのではないかと思われることが少なからずある。
私が所属する医学部について考えると、医学部を卒業して医師になる学生は、基本的に日本国内で活躍することになるから、国際的な視点についてそれほど意識する必要はないだろう。
しかし、医学研究科修士課程を卒業する学生の場合は、その進路の大半は企業ということになる。
どこに出しても恥ずかしくない、世界で活躍できる人材を育てるために何をすべきかを、教員は真剣に考えなければならない。
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category: 読書
DATE : 2011.06.23 (Thu) 03:35
DATE : 2011.06.23 (Thu) 03:35
『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』を読了した。
タイトルだけやたら人の注目を集めるものの、中身はスカスカという本も少なくない。
実は読み始めはこの本を若干ナメていたのだが、読み進めるにしたがって、それが失礼な勘違いだと気づかされた。
この本には、中小企業をいかにうまく経営するかについての簡潔で直ちに使えるノウハウが詰まっている。
ちなみに大学の研究室も人数の規模はせいぜい数十人なので、中小企業に大いに通ずるところがある。
本で紹介されていた術を、職場の研究室で応用できそうだ。
本文中に「社員の立場から見ると、会社の利益が増えたら、立地のいい、キレイなオフィスや、あるいは立派な社長室に投資してもらうよりも、自分の給料に還元される方がうれしいのです。」というくだりがある。
大学の研究室の学生さんは、企業で言えば社員に当たるが、彼らは給料をもらって雇われている身ではない。
学生に金を払ってモチベーションを上げるというわけにはいかない。
では、金銭以外のインセンティブが何かあるか?
研究室の活動でいえば、それはやはり意義ある研究成果を出すということだろう。
そして形として残る成果は、やはり研究論文だ。
論文──それも国際誌の──を書くのは結構大変なので、学生さんにはそれはハードルが高いだろうと、今まで勝手に考えていた。
しかし、よくよく考えれば、医学部の学生というのは、かなりポテンシャルが高い。
自分の行った研究が、自分自身の業績として学術論文という形で科学史に残るのなら、その困難を乗り越える大きなインセンティブになるのではないか?
この本にヒントを得て、これからの研究室の運営について様々なアイデアが湧いてきた。
いつもなら寝ている時間なのに、まったく眠気が起こらない。
どうやら興奮して寝付けなくなってしまったようだ。
タイトルだけやたら人の注目を集めるものの、中身はスカスカという本も少なくない。
実は読み始めはこの本を若干ナメていたのだが、読み進めるにしたがって、それが失礼な勘違いだと気づかされた。
この本には、中小企業をいかにうまく経営するかについての簡潔で直ちに使えるノウハウが詰まっている。
ちなみに大学の研究室も人数の規模はせいぜい数十人なので、中小企業に大いに通ずるところがある。
本で紹介されていた術を、職場の研究室で応用できそうだ。
本文中に「社員の立場から見ると、会社の利益が増えたら、立地のいい、キレイなオフィスや、あるいは立派な社長室に投資してもらうよりも、自分の給料に還元される方がうれしいのです。」というくだりがある。
大学の研究室の学生さんは、企業で言えば社員に当たるが、彼らは給料をもらって雇われている身ではない。
学生に金を払ってモチベーションを上げるというわけにはいかない。
では、金銭以外のインセンティブが何かあるか?
研究室の活動でいえば、それはやはり意義ある研究成果を出すということだろう。
そして形として残る成果は、やはり研究論文だ。
論文──それも国際誌の──を書くのは結構大変なので、学生さんにはそれはハードルが高いだろうと、今まで勝手に考えていた。
しかし、よくよく考えれば、医学部の学生というのは、かなりポテンシャルが高い。
自分の行った研究が、自分自身の業績として学術論文という形で科学史に残るのなら、その困難を乗り越える大きなインセンティブになるのではないか?
この本にヒントを得て、これからの研究室の運営について様々なアイデアが湧いてきた。
いつもなら寝ている時間なのに、まったく眠気が起こらない。
どうやら興奮して寝付けなくなってしまったようだ。
日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方
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category: 読書
DATE : 2011.06.21 (Tue) 00:16
DATE : 2011.06.21 (Tue) 00:16
昨日、本を2冊買った。
『お金の流れが変わった! 』は、大前研一氏の著書。
氏の切れ味のよいオピニオンは、常に勉強になる。
帯には「2011年の見通し方」とあるものの、この本が書かれたのは去年の12月。
たった半年前のことだが、3.11が起こったことを考えると、もうずいぶん前のような気がしてしまう。
『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』は、「サクサク読めて役に立つ」系の本。
組織の運営について実践的な知識が得られるだろうと期待している。
この2冊からまた新しい知見が得られるだろうと思うと、ワクワクする。
『お金の流れが変わった! 』は、大前研一氏の著書。
氏の切れ味のよいオピニオンは、常に勉強になる。
帯には「2011年の見通し方」とあるものの、この本が書かれたのは去年の12月。
たった半年前のことだが、3.11が起こったことを考えると、もうずいぶん前のような気がしてしまう。
『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』は、「サクサク読めて役に立つ」系の本。
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