鉄人に架ける橋――5年間の野望

とうとう鉄人レースにエントリー。
ネットで参加登録をするのだが、質問項目がたくさんあって、30分ほどかかった。

アイアンマンレースは、水泳3.8km、自転車180km、マラソン42.195km。
西オーストラリア・バッセルトンでのレースまで、あと136日。
5年前に立てた目標を、今こそ達成するときだ。



差出人: 2006 Ironman Western Australia [[e-mail]]
送信日時: 2006年7月20日木曜日 0:03
宛先: [e-mail]
件名: 2006 Ironman Western Australia Registration Confirmation

2006 Ironman Western Australia Registration Confirmation

Dear Ken

CONGRATULATIONS! Your entry has been fully processed and accepted. You are in the race! We look forward to welcoming you to Busselton for the 2006 event. Please ensure that you read and fully understand the contents of the Competitor Information Booklet - available on the website. There will be a facility to download the booklet for hard copy printing.
Australian Competitors – it is a condition of entry that you are a 2006/07 Triathlon Australia member by 25 October 2006. Please join via www.triathlon.org.au or by calling [phone]. Thank you.

You may print this email message as a TAX INVOICE for your entry fee.

PLEASE NOTE THAT YOUR ENTRY FEE INCLUDES GST.

International Management Group
Level 4, 263 Clarence Street
Sydney NSW 2000
ABN: 23 001 788 343
Plan your trip to WA - why not stay a few extra days and go North to Broome, south to the Margaret River Wine Region or spend some time taking in the glorious sights Perth has to offer - visit www.westernaustralia.com

Below is an itemised receipt for your recent online credit card payment.

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Date: Thursday 20 July, 2006
Reference: xxxx
Entry Type: International Resident (includes one-day Triathlon Australia Race Day licence)
Entry Fee: $610.00

Title - Units - Price - Total
Carbo Party Ticket - Friday 1 December -1 -$40.00 -$40.00

Additional Options Cost: $40.00

Total Charge: $650.00

Transaction Status: Approved
Receipt Number: xxxxxxxxxxxx
Authorisation Code: xxxxxx
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If you have any enquiries please contact 2006 Ironman Western Australia. When contacting us please make sure you have a copy of this advice, which contains your reference. You will need this to make your enquiry.

参加決定通知書と不参加決定

仕事が終わって帰宅すると、8月20日のトライアスロン珠洲大会の参加決定通知書が届いていた。
いよいよという感じだ。



一方、2～3日前に「そろそろ気象予報士試験の申し込みをしないと・・・」と思ってネットで確認したら、受験申込書の送付は先週末で終了したとの表示が！
まったくうっかりしていた。
どうやら8月27日の受験は見送り、来年1月に受けることになりそうだ。

劣化、磨耗

プールでの出来事。
ゴーグルをはめようとしたところ、ゴムの止め具が左右とも割れてしまった。
応急処置として、ゴムを縛って長さを調節。

そういえば、ランニング用のシューズにも最近不具合が。
NIKEのairmaxだが、右足側のエアーバッグに穴が開いたらしく、着地するたびに空気が抜ける音がする。

それだけ道具を使い込んだということだろうか。

民宿「むろや」

昨日の昼休み、民宿「むろや」に電話して8月19、20日の宿の予約をした。
8月20日のトライアスロン珠洲に出走するためである。

レース前日に競技説明会やバイクチェックなどがあるので、この日は宿泊することになる。
当日は朝7時にレーススタートで、競技終了は16時過ぎ。
9時間近く運動し続けた後に、能登半島のてっぺんから車を8時間近く運転して帰る自信がない、となると、この日も泊まらねばならないだろう。

電話に出た女将と思しきおばさんは、人のよさそうな感じの話し方だった。
「相部屋になるけどええかねぇ？」
個室がいいかな、と思ったが、他のトライアスリートと相部屋で交流するのも悪くないか、とも思う。

費用は、1泊2食付で6,500円とのこと。
まずまず、といったところか。
日本海で取れた海の幸が楽しみだ。

今週は調整の週で、比較的楽なトレーニングメニューだった。
来週からの3週間は、最もハードな内容になる。
最終週のトレーニング計画は、合計13時間15分。
1日平均で2時間近くだ。
気合を入れてかかるとしよう。

Half way there

今週（正確には先週）始めから「週末は雨になる」と天気予報で言っていたので、頭を悩ませていた。
今週末は重要なトレーニングが計画されているからである。

計画は、土曜にswim: 1:15、bike: 3:30、日曜にrun: 2:30。
アイアンマンレースに向けた体力アップに、欠かせない内容だ。
仮にこれを全くしないとすると、体力アップはおろか、積み上げてきたものがむしろ衰えてしまいかねない。

しかし、ありがたいことに、天気予報は必ずしも当たるわけではない。
気象予報士試験で勉強した知識によると、2004年の9月から気象庁の数値予報モデルは精度が高いものにアップデートされているのだが・・・
数日前の予報では週末にまとまった降水が見られるはずだったが、幸いにしてほとんど雨は降らなかった。
むしろ、適度に曇っていたのでトレーニングには都合のよいコンディションだ。

まず、土曜の午前中は専門学校で講義。
昼に講義が終わると、コンビニで買ったフードをほおばりつつ、市民プールに向かう。
1時間15分で、2.2km泳いだ。
休み休みなので、それほどキツいペースではない。
この後のbikeにつなげなければならないからだ。

プールから自宅に戻る途中に、薬局で筋肉痛用のゲルを買う。
先週bikeで3時間走ったときに、肩と首がコリで痛くなったからである。
準備を整えてbikeに乗る。
3:34'03''で90.04km走って、bikeの最長記録を更新。
途中2時間半を超えると、肩と首がこりだした。
トライスーツの背ポケットに忍ばせてあったゲルを使って、痛みを軽減させながら走った。
これは本番のレースでも使えそうだ。

18時半に家に帰ってシャワーを浴びる頃には、流石にぐったりする。
しかし、今日は19時からテニス仲間と飲み会の予定。
身支度を整えると、休む間もなく地下鉄に乗って会場に向かう。
まるで1日がトライアスロンである。

30分遅れで会場に着く頃には、ぐったり状態からは回復していた。
24時過ぎまで、仲間たちと楽しいひと時を過ごした。


昨日の疲れもあってか、今日は昼近くまでぐっすりと眠った。
起きたはいいが、食料が底をついていたので、近所のスーパーに買出しに行く。
ブランチを取ってしばらく休むと、今週最後のトレーニングであるrunにかかる。
2:29'04''で25.00kmを走り、25km走の最速記録を更新。
途中公園で給水する計画だったが、なんと蛇口の調子が悪くほとんど水が出ない。
口渇・脱水と戦いつつ、水なしで2時間半走った。

今週末は、swim: 2.2km、bike: 90km、run: 25kmをこなした。
去年の春に始めた頃は、swimは50m泳ぐことが苦しく、bikeは転倒しないようにおっかなびっくりで走り、runは10km走るのがしんどかった。
それを振り返ると、感慨深いものがある。
今、私の体力は生まれて以来最強の状態にあると言っていいだろう。

しかし、この距離はまだアイアンマンレースの約半分に過ぎない。
12月3日に出場するアイアンマン西オーストラリアでは、swim: 3.8km、bike: 180km、run: 42.195kmを、17時間以内に走破せねばならない。
来たるべき日まであと189日、半年あまりでその力をつけねばならない。