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DATE : 2012.03.05 (Mon) 06:54
歌というのは、母国語であっても歌詞が難解なことが少なくない。
聴く人の理解が製作者の意図と異なるというのは、ままあるもの。
日本人の私にとって、英語の歌ならなおさらだ。

私の好きな曲の一つにBeckwith feat Ineabellの"No Time To Waste"というのがある。
何気に歌詞を見てみたら、今さらながらギクリとさせられるものがある。
果たして私の解釈が正しいかどうか定かではないが、これは、男なら似たシチュエーションを体験したことのある人も少なくないのでは?

何という切なさ・・・



あの子が夜の中に消えていく
静かに、罪もなく、いま、すり抜けていく
あなたのやさしさが重荷で、戸惑って
暗闇の中で、残酷な真実に気づく

無駄だ、時間の無駄だ
振り返ることはない、
振り返ることはない

・・・

自分を破壊するときが来た、目を閉じて、なすがままに

・・・

落ちることを恐れないで、あなたの心が光に導いてくれる
もう這い歩かなくてもいい、雨が去ればもう大丈夫

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DATE : 2012.02.14 (Tue) 07:26
最近気になったニュース:
月周回ツアーは5年後にも実現 ロ宇宙船、参加費114億円
アメリカに宇宙港が建設されたりして、最近一般人の宇宙旅行がグッと身近になってきたと感じていたが、すでに月まで現実的な話が進んでいるとは…。
しかし、1972年にアメリカが最後の月面着陸を行って以来、現在まで月への飛行は行われていないはず…。
ロシア(当時はソ連)は月への有人飛行の経験はないはずだが、それでも商用ツアーを組んでしまうところがすごいな。。

脳死女性の意思生かされず 「臓器提供施設でない」と病院
何という制度の不備!!
生前に臓器提供の意志を表示して、親族もそれに賛成したにもかかわらず、かかった病院が指定病院でないという理由で臓器提供が行われないとは…。
即刻改善するべき。

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DATE : 2012.01.31 (Tue) 03:43
先週末に、海辺のホテルでワークショップがあった。
土日の2日間、海外の研究者の招待講演や、私の所属する大学の学生の発表が行われた。
企業でいうところの社員旅行のような感じだろうか。

医学研究者の発表会などと言うとかなり堅苦しそうなのだが、今回のはそうでもない。
夜にピアノのコンサートがあったり、懇親会の後はカラオケしたり・・・。
そもそもロケーションが海辺のホテルというところが遊んでる。

ピアノのコンサートの曲目はショパンとリスト。
ショパンは私も好きなので楽しかったのだが、感動したのはアンコールの「トルコ行進曲」。
それがアンコールだと聞いて、正直初めは「何で???」と思ってしまったのだが、聴いてみてその趣向がよく分かった。

何という華麗でクールなアレンジなのだろうか?!!
音楽からはいつも元気をもらうのだが、今回は久しぶりに感動した気がする。

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DATE : 2011.12.31 (Sat) 23:44
私にとっての2011年を振り返って綴ってみたい。

まず何より一番衝撃だったのは、何といっても3月11日の東日本大震災だ。
私はその瞬間、震源地から700kmほど離れたところにいたのだが、それでも明らかに揺れを感じた。
地震そのものはともかく、それによって引き起こされた津波が沿岸の町と2万人もの人々をさらっていったこと、福島第1原発のメルトダウンを引き起こしたこと・・・

それは日本中に未曾有の衝撃を与えただけではなく、世界の人々にも大きなショックを与えた。
原発の安全神話は崩れ、世界でもドイツなどが原発廃止路線に転換するなど、人類の歴史の方向性を変えてしまったといってもいい。
そしてそれは、地震や津波という自然の強大な力の前に、我々は小さく弱い存在に過ぎないということを再認識させられる事件でもあった。

世界を不安に陥れたもうひとつの事件は、ギリシャに端を発した欧州の経済危機だ。
日本では比較的取り沙汰されない事件ではあるが、BSのワールドニュースなどを見ていると毎日のトップニュースがこれである。
それが日本の株価の下落を引き起こし、それが企業の業績不振を引き起こし、それが雇用の悪化を引き起こしと、間接的ではあるが、我々日本人の生活にも少なからぬ不安を与えていたことは間違いない。

世界各地での地震や洪水なども含め、2011年は人類にとって不安な年だったと言ってもいいのではないだろうか。

それでも新しい年は訪れる。
東日本大震災の被災地でも、新しい年を前に活気付いているところもあると聞く。
何かのCMで「あんた、年をとるのは嫌なくせに、新年を迎えるのは嬉しいのね」という下りがあったが、新しい年を迎えることができるということは、やはり幸せなことで、祝うべきことなのだろう。

個人的には、派手さこそないものの、仕事でいくつかの講義や、学生の指導や、シンポジウムでの発表を任されるという幸運に恵まれた。
自分の力を発揮する舞台が与えられたということに、真摯に感謝したい。
2011年もあと20分あまり、謹んで2012年を迎えたい。

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DATE : 2011.12.12 (Mon) 05:07
先日、再生医療で目覚ましい成果を上げておられる岡野光夫先生の講演を拝聴した。
シート状に培養した細胞をきれいにはがすという要素技術から始まって、それを角膜や心筋や食道がんなどの治療に結びつけ、TWINS(東京女子医科大学・早稲田大学連携先端生命医科学研究教育施設)という施設まで創り上げてしまった偉大なる業績に感銘させられた。
講演受講者の若い学生たちに「目的を定め、それに向かって努力すること」の大切さを説かれていたのが印象的だった。

ところで何年か前に話題になった本(今も売れているようだ)で、『金持ち父さん、貧乏父さん』という本がある。
確かこの本だったと思うのだが、「金持ちになるのは、市場に買い物に行くくらい簡単だ」というくだりがある。
つまり、具体的にどのような金持ちになりたいのかという明確な目標を持ち、それを達成するための方法を定めてしまえば、あとはそれをただ実行するだけ、ということだ。

金持ち父さん貧乏父さん
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私が何を言いたいかというと、何か物事を成し遂げようとするとき、目的を定めるのがいかに大切か、ということだ。
行き当たりばったりな生活を続けていたら、知らないうちに偉大な仕事ができていた、というのはあり得ない。
それはちょうど、目隠しをしたままゴルフをして、ボールをカップに入れようとするようなものだ。

しかしここで、では一体どれくらいの人がはっきりと目標を定めているのだろうか、とふと考えてみる。
岡野先生や「金持ち父さん」のようにしっかりとしたビジョンを持っているのは、むしろ稀な人種ではないか。
大部分の人は、未来に対してもやもやと漠然としたイメージを持ちながら、毎日を過ごしているのだろうと思う。

ゴールが見えない人がそこに到達できないのは当たり前だ。
しかし、生まれた時からゴールが見えている人はいない。
つまり、ゴールが見えている人は、人生のある時点から見えるようになったに違いない。

では、目的を持っていない人が「目的を持て!」と言われて、明日から人生の明確な目的を持つことができるだろうか?
それは無理な相談だろう。
これはなかなかに辛い状況だ。

目的を定めた方がいいことが分かっていても、それを定めることができないのは、目的を持たずに悠々自適で暮らすよりも辛い。

そのような目的を持つのは、他の言い方でいえば「天命を受ける」ということだろう。
準備のできていない人には、天命は下らないに違いない。
人生の目的という天命を受けるには、それが何か分からないうちから、そのために準備してじっと待つしかないのだろう。

稲妻に打たれるのを待つ人のように、目覚めるのを待つ人のように。

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Ken Takahashi

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 (飲むと通常の3倍陽気になる)
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大きな目標を目指したい。
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意志あるところに道はひらける
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