薬物X

昨年の10月より、基礎医学セミナーの学生さんと一緒に研究を進めている。
現在臨床利用されているある薬物が、知られている効能以外の効果を持つという報告がある。
この薬がどのように作用するかを調べる実験を、学生さんと進めてきた。

最近、共同研究者の研究で、効能以外の効果―それも病気の治療の観点からは非常に重要なもの―が、確かにあるらしいことが分かってきた。
この薬は非常に多くの人に服用されているため、効能外の新効果は医学的な価値が極めて高い。
したがってその名前は極秘扱いとなった。

今度の4月には、学生さんが研究の内容を学部内で発表し、評価を受けることになっている。
名前を出せない薬の効果に関する研究――。
そんなプレゼンが、認められるのだろうか？

築城指令

先週末を返上で作成した、新研究室のレイアウト案を提出。
オフィスのレイアウトを作成する専用ソフト「3Dオフィスデザイナー」を利用したものだ。
このシステムの利点が認められ、私の製図方式が採用されることになった。
「築城仰せつかった」というところか。

箱庭作り

先週の金曜、研究室の部屋の見取り図を作る仕事を与えられた。
今の研究室の建物の耐震強度が弱いため、新築する研究棟に引っ越すのだ。
土日を返上で、机や機械などの寸法を測って図面に入力する。
信長に城の建築を命じられた秀吉の気分だ。

　

ビジネスの世界

幕張にある富士通システムラボラトリで、「生体内に生じる応力の有限要素解析」のプレゼンをする機会を頂いた。
100人ほどの方に聞いて頂けたのは光栄だ。

夕方にセミナーが終わると懇親会へ。
アメリカのソフトウェア会社の社長らと近しくお話しできた。
企業や大学にソフトウェアや解析サービスを売るというビジネスについて、少しでも知ることができたのは収穫だった。

幕張システムラボラトリ

明日は幕張の富士通システムラボラトリで、「生体内に生じる応力の3次元有限要素解析」についてプレゼンだ。
人脈を増やすべくがんばりたい。