category: 読書
DATE : 2010.10.08 (Fri) 00:59
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先日、「ONE PIECE」の漫画単行本を1巻から5巻まで読んだ。
コミックの売り上げは日本一で、世界的にも30カ国以上で読まれているらしい。
調べてみると驚異的な人気だ。
そういえば、以前一緒に仕事をしたイタリア人の女の子も知ってると言ってたな。
「こうなると、一般教養として知っておく必要がある」と思い、読んでみることにした。
確かに面白い。
5巻続けて読んだので、夜が明けてしまった・・・
次のストーリー展開が気になって、次々読みたくなる類の話だ。
海賊王を目指して冒険する主人公ルフィー。
ハチャメチャな性格だが、情に厚く、仲間を大切にして裏切らない。
応援したくなるキャラなのだ。
ルフィーは様々な敵と戦うのだが、敵が死んでしまうという描写がない。
暴力的でないのだ。
広く一般に人気のある理由のひとつは、これかもしれない。
「友情、誠実、大きな夢」が、この作品中で重要な価値観であることがありありと感じられる。
その価値観が広く受け入れられていることが、人気の秘訣だと私は見た。
コミックの売り上げは日本一で、世界的にも30カ国以上で読まれているらしい。
調べてみると驚異的な人気だ。
そういえば、以前一緒に仕事をしたイタリア人の女の子も知ってると言ってたな。
「こうなると、一般教養として知っておく必要がある」と思い、読んでみることにした。
確かに面白い。
5巻続けて読んだので、夜が明けてしまった・・・
次のストーリー展開が気になって、次々読みたくなる類の話だ。
海賊王を目指して冒険する主人公ルフィー。
ハチャメチャな性格だが、情に厚く、仲間を大切にして裏切らない。
応援したくなるキャラなのだ。
ルフィーは様々な敵と戦うのだが、敵が死んでしまうという描写がない。
暴力的でないのだ。
広く一般に人気のある理由のひとつは、これかもしれない。
「友情、誠実、大きな夢」が、この作品中で重要な価値観であることがありありと感じられる。
その価値観が広く受け入れられていることが、人気の秘訣だと私は見た。
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category: 読書
DATE : 2010.10.02 (Sat) 22:56
DATE : 2010.10.02 (Sat) 22:56
最近、ジョブズのプレゼン本が流行っている。
Steve Jobsは、iPhoneを作っているアップル社のCEO。
調べてみたら、この本の日本語訳は1,890円、英語の原著は1,767円。
輸入の原著の方が訳本よりずいぶん高いことがよくあるが、この本は珍しく原著の方が安い。
原著の方が味があるかな、と思ってこちらをamazonで買った。
しかし、amazonは実に使い勝手がいい。
住所やクレジットカード情報を一度登録すれば、その後はネットでホイホイ注文できて、しかもあらゆる商品を自宅まで送ってくれる。
本を読み進めていくと、「(プレゼンで)自分がしている話に熱意を持っていれば、あなたはジョブズの持つ魅力を80%身につけたようなものだ」とある。
確かに、自分の話に思い入れがなければ、相手に興味を持ってもらうのは難しいだろう。
ごもっとも。
学会発表にしろ講義にしろ、まずは自分の仕事に熱意を持たないとね。
Steve Jobsは、iPhoneを作っているアップル社のCEO。
調べてみたら、この本の日本語訳は1,890円、英語の原著は1,767円。
輸入の原著の方が訳本よりずいぶん高いことがよくあるが、この本は珍しく原著の方が安い。
原著の方が味があるかな、と思ってこちらをamazonで買った。
しかし、amazonは実に使い勝手がいい。
住所やクレジットカード情報を一度登録すれば、その後はネットでホイホイ注文できて、しかもあらゆる商品を自宅まで送ってくれる。
本を読み進めていくと、「(プレゼンで)自分がしている話に熱意を持っていれば、あなたはジョブズの持つ魅力を80%身につけたようなものだ」とある。
確かに、自分の話に思い入れがなければ、相手に興味を持ってもらうのは難しいだろう。
ごもっとも。
学会発表にしろ講義にしろ、まずは自分の仕事に熱意を持たないとね。
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category: 読書
DATE : 2010.09.16 (Thu) 00:26
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最近2冊の本を読んだ。
金融危機や鶏インフルエンザなど、様々な事件を予見していた池上さん。
「きっと特別な情報ソースがあるに違いない」と思いがちだ。
しかし、池上さんが使うのは新聞、本やインターネットなど、誰でも普通に使っているメディアばかり。
これらを効果的に使って、これから起こることを予測する方法を教えてくれる。
私が関心を持っているテーマは、宇宙・医療・経済。
これらのニュースに注目して、「見通す力」を鍛えていきたい。
この本は、立派な人間になるためにはどんな態度を取ればいいかを、平易な文で書いた処世訓。
1ページ1項目なので、スラスラ読める。
私がこの本から学んだのは、余計なことは話さないこと。
早速実践しているが、実際効果が上がっている気がする。
分かりやすいニュースの解説で有名な、池上彰さんの本。
金融危機や鶏インフルエンザなど、様々な事件を予見していた池上さん。
「きっと特別な情報ソースがあるに違いない」と思いがちだ。
しかし、池上さんが使うのは新聞、本やインターネットなど、誰でも普通に使っているメディアばかり。
これらを効果的に使って、これから起こることを予測する方法を教えてくれる。
私が関心を持っているテーマは、宇宙・医療・経済。
これらのニュースに注目して、「見通す力」を鍛えていきたい。
バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵
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DATE : 2010.08.04 (Wed) 18:12
DATE : 2010.08.04 (Wed) 18:12
先日、『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を読んだ。
女子高生がドラッカーのマネジメント術を活用して野球部を立て直していく過程を劇的に描いている。
説教くさい感じがなく、エンターテイメントとして楽しいので、3時間ほどで一気に読み終えてしまった。
ドラッカーは、20世紀を代表する知の巨人で、経営学の父。
この本が素晴らしいのは、組織に関する問題であれば、ほとんどあらゆる状況でドラッカーのマネジメント術が適用可能なことを示したことだ。
ドラッカーによれば、「顧客によって事業は定義される」。
主人公みなみは、野球部の「顧客」は高校野球のファンや野球部員の関係者、そして野球部員そのものであることに気付き、その「事業」は、「顧客」に感動を与えることだと定義した。
そして、「顧客」の要求を調べる「マーケティング」を行い、野球部の活動に新たな価値を与える「イノベーション」を果たす。
私の仕事は、大学の教職員にして研究者だ。
それぞれを「事業」と捉えることができる。
教員の仕事は、「顧客」を学生さんや社会一般の方と考えると、「事業」の定義はしやすい。
ところが、研究に関して言うと、研究者は一般に具体的な「顧客」の姿を見失ってしまっている気がする。
研究の目的は、論文を多く発表し、多額の研究費を獲得することだ、とする風潮がある。
ここでは、「顧客」は研究者自身で、「事業」の目的は自己を利することだけだ。
ドラッカーに言わせれば、本末転倒だろう。
私は研究者として、「顧客」とは誰かを定義し、彼らが求めているものは何かということを考える「マーケティング」を行う必要性を感じた。
研究はもともと「イノベーション」を行うものではあるが、それは「顧客」にとっての新しい価値でなければならない。
そして、私は家族という「組織」の一員でもある。
この「組織」の「マネジメント」についても、よくよく考えたい。
あなたは、どんな「組織」に属していますか?
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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岩崎 夏海
ダイヤモンド社
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説教くさい感じがなく、エンターテイメントとして楽しいので、3時間ほどで一気に読み終えてしまった。
ドラッカーは、20世紀を代表する知の巨人で、経営学の父。
この本が素晴らしいのは、組織に関する問題であれば、ほとんどあらゆる状況でドラッカーのマネジメント術が適用可能なことを示したことだ。
ドラッカーによれば、「顧客によって事業は定義される」。
主人公みなみは、野球部の「顧客」は高校野球のファンや野球部員の関係者、そして野球部員そのものであることに気付き、その「事業」は、「顧客」に感動を与えることだと定義した。
そして、「顧客」の要求を調べる「マーケティング」を行い、野球部の活動に新たな価値を与える「イノベーション」を果たす。
私の仕事は、大学の教職員にして研究者だ。
それぞれを「事業」と捉えることができる。
教員の仕事は、「顧客」を学生さんや社会一般の方と考えると、「事業」の定義はしやすい。
ところが、研究に関して言うと、研究者は一般に具体的な「顧客」の姿を見失ってしまっている気がする。
研究の目的は、論文を多く発表し、多額の研究費を獲得することだ、とする風潮がある。
ここでは、「顧客」は研究者自身で、「事業」の目的は自己を利することだけだ。
ドラッカーに言わせれば、本末転倒だろう。
私は研究者として、「顧客」とは誰かを定義し、彼らが求めているものは何かということを考える「マーケティング」を行う必要性を感じた。
研究はもともと「イノベーション」を行うものではあるが、それは「顧客」にとっての新しい価値でなければならない。
そして、私は家族という「組織」の一員でもある。
この「組織」の「マネジメント」についても、よくよく考えたい。
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DATE : 2010.07.06 (Tue) 00:08
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先日、吉川英治『新装版・三国志』を読了した。
時は西暦200年頃、後漢末から三国時代にかけて中国で繰り広げられた、史実に基づく壮大な物語だ。
この話は、主に2人の英傑の生きざまに焦点を当てていると言っていい。
すなわち、漢の皇族の末裔でありながら貧しい家から身を起こす劉備玄徳と、彼に仕えて蜀の皇帝になるのを補佐する天才宰相・諸葛孔明。
草莽の名もない人物から始まり、一大帝国を築き上げるストーリーは、男子であれば惹かれずにはおられまい。
彼らがなぜ偉大であったかといえば、それは自らの富も栄誉も一切求めなかったからだろう。
劉備と孔明を突き動かし、一大事業を成らしめた原動力は何だったろうか。
それは、「漢朝の復興」という忠義と、人民を貧困と混乱から救いたいという仁に発する。
また、孔明の劉備に対する忠節には、現代では見られないような烈しさがある。
さらに、劉備は礼と信の人であり、孔明は智の人であった。
これらの徳なくして、彼らの業績は有り得なかっただろう。
彼らの動機がただ私利を得るためであったら、三国志が今まで語り継がれていただろうか?
「徳」という言葉は、いつの間にか死語になってしまった気がする。
現代では、効率的にクールに私利を得ることが、成功であるかのような風潮が感じられる。
五徳のうちでは、智のみが今も重んじられている気がする。
先日中国の人と三国志について語る機会があったので、「劉備についてどう思うか?」と聞いてみた。
返ってきた答えが「たまたま成功をつかんだラッキー・ガイさ!」ということだったので、大変衝撃を受けた。
中国内では、劉備の評価は一貫してそうなのだろうか!?
私は、劉備の成功はやはり彼の仁・義・礼・信にあったと思う。
孔明にははるかに及ばないにせよ、智の人でもあったろう。
もし彼にこれらの徳がなかったら、関羽、張飛、趙雲、孔明などの有能な部下が、彼の下に集まっただろうか?
「徳」が忘れられてしまっている今のような世こそ、それが必要なのではないか。
仁も義も礼も信もない業が、偉大な仕事で有り得るだろうか?
時は西暦200年頃、後漢末から三国時代にかけて中国で繰り広げられた、史実に基づく壮大な物語だ。
この話は、主に2人の英傑の生きざまに焦点を当てていると言っていい。
すなわち、漢の皇族の末裔でありながら貧しい家から身を起こす劉備玄徳と、彼に仕えて蜀の皇帝になるのを補佐する天才宰相・諸葛孔明。
草莽の名もない人物から始まり、一大帝国を築き上げるストーリーは、男子であれば惹かれずにはおられまい。
彼らがなぜ偉大であったかといえば、それは自らの富も栄誉も一切求めなかったからだろう。
劉備と孔明を突き動かし、一大事業を成らしめた原動力は何だったろうか。
それは、「漢朝の復興」という忠義と、人民を貧困と混乱から救いたいという仁に発する。
また、孔明の劉備に対する忠節には、現代では見られないような烈しさがある。
さらに、劉備は礼と信の人であり、孔明は智の人であった。
これらの徳なくして、彼らの業績は有り得なかっただろう。
彼らの動機がただ私利を得るためであったら、三国志が今まで語り継がれていただろうか?
「徳」という言葉は、いつの間にか死語になってしまった気がする。
現代では、効率的にクールに私利を得ることが、成功であるかのような風潮が感じられる。
五徳のうちでは、智のみが今も重んじられている気がする。
先日中国の人と三国志について語る機会があったので、「劉備についてどう思うか?」と聞いてみた。
返ってきた答えが「たまたま成功をつかんだラッキー・ガイさ!」ということだったので、大変衝撃を受けた。
中国内では、劉備の評価は一貫してそうなのだろうか!?
私は、劉備の成功はやはり彼の仁・義・礼・信にあったと思う。
孔明にははるかに及ばないにせよ、智の人でもあったろう。
もし彼にこれらの徳がなかったら、関羽、張飛、趙雲、孔明などの有能な部下が、彼の下に集まっただろうか?
「徳」が忘れられてしまっている今のような世こそ、それが必要なのではないか。
仁も義も礼も信もない業が、偉大な仕事で有り得るだろうか?
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