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DATE : 2017.08.17 (Thu) 00:01
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DATE : 2012.06.08 (Fri) 01:19
溝口敦『暴力団』を読了した。
暴力団はなぜ芸能界と付き合うのか、なぜヒモが多いのか、なぜ入れ墨や指詰めをするのかなど、好奇心をくすぐる内容が満載だ。

ただそれだけでなく、暴力団を組織として捉えるとまたおもしろい。
暴力団が組長、若頭などの階級と、広い地域をカバーするネットワークを持つ、よく構成された組織であることを考えれば、もっともなことかもしれない。

暴力団のリーダーにもいろいろなタイプがいるそうだ。
その中でどんなタイプが部下の心をつかむかというと、意外にも?民主的なタイプだという。
暴力団の世界でもそうなのだから、会社や大学など堅気の世界でも、好かれるリーダーは民主的である必要がありそうだ。

最近、暴力団は高齢化しているという。
昔と比べて貧乏で、カッコをつけられなくなったので、若い人が入りたがらないのだそうだ。
「若者にとって魅力がない組織は早晩衰える」という教訓は、どんな組織にも通用する普遍的な教訓だ。

私の仕事である教育・研究の世界もまた例外ではない。
いかにして若者にとって魅力があることをするか?
そういう視点で自分の仕事を見つめ直さなければ、と痛感する。


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DATE : 2011.11.26 (Sat) 15:06
週刊 ダイヤモンド 2011年 11/12号の「家電淘汰!」特集を読んだ。
日本が下り坂であるという警告はしばしば聞かれるが、この記事を読むと、このままでは危ないという切迫感を切実に感じる。

テレビをはじめとする家電製品といえば日本のお家芸で、その稼ぎは日米貿易摩擦が起きるほどの盛況ぶりだった。
ところが最近は、冷蔵庫もテレビも電子レンジも、その他諸々の電化製品も、昔の勢いが嘘のように輸入超過である。
ソニーや日立などの日本を代表する大手家電メーカーが輸出で大きく稼ぐという図式は、もうとっくに過去のものになってしまった。

その原因として円高や高い人件費が挙げられるが、それに加えて無視できない本質的な理由があると私は思う。
それは、一言でいえば、正しい現状認識の欠如だ。

週間ダイヤモンドの記事によると、韓国の家電メーカーに役員としてヘッドハンティングされたある日本人は、ある日突然「来月から会社に来なくていい」と通告されたという。
そんなムチャクチャな話があるか、と普通の日本人なら考える。
ところが韓国メーカー側は、「あなたは日本人だから『来月』だが、他の人なら『来週』から来なくていいと伝えている」と返したという。
これを韓国メーカー側の対応の非と考えるか、日本人役員の能力の非と考えるか。

他の例では、中国ハイアールによる三洋電機の洗濯機・冷蔵庫事業の買収がある。
三洋電機側は、買収の条件として給料体系と企業年金の維持を求めた。
これも日本人としては至極当然のように思われる。
しかし、ハイアール側の社員からすれば、実績も出さないうちから待遇が約束されると考えるのは「甘さ」に他ならない。

このような兆候は、日本中の至るところで見られる。
例えば、我々日本人はたいてい「大企業の正社員になって終身雇用のポストに就けば生涯安泰だ」と考える。
しかし今は、その大企業とてグローバル競争の前で苦戦を強いられている。
そしてもう一つの根本的な問題は、終身雇用を安泰だと考えるということは、裏を返せば「業績が出せなくても大丈夫」という甘えがあるということだ。

現状のままではいけないということは、テレビやPCや太陽電池など、様々な分野で日本企業のシェアが低下していることが如実に物語っている。
週間ダイヤモンドの記事を読むと、我々日本人の甘えは世界では通用しないということがひしひしと感じられる。
これは家電業界に限らず、私が属する研究教育も含めあらゆる分野に通じることだろう。

もし自分が崖っぷちに立っていることを知れば、人は自分を守る方法を必死に考えて直ちに行動する。
しかしもっと恐ろしいのは、安全に思える大船に乗っていて、その船に少しずつ、しかし確実に浸水が進んでいくことだ。
しばらくは船は進み続けるが、何も手を打たなければ待っているのは確実な沈没だ。

早めに気づいて策を打てばそれは免れる、と私は信じたい。


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DATE : 2011.11.08 (Tue) 00:26
私が好きな作家・塩野七生の「ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) 」を読了した。

この本を読んで感銘を受けたことが2つある。
一つはローマ人の偉大さ、もうひとつはカエサルの人間的魅力だ。

ローマ人が凄いと思うのは、相手の国に素晴らしいものがあると認めれば、戦いで破った国であってもそれを取り入れた点だ。
現代社会では、他国の思想や行動を気前よく認めて取り入れるという寛大さを見ることが稀なように思う。
チャンコロとかファビョとか言って悪態をつくのは簡単だが、そこからは何も生まれないどころか、健全な社会を目指す観点からすれば有害以外の何物でもない。

国に限らず、自治体や会社や団体などの組織が繁栄するには、他者の優れた点を謙虚に認めるという姿勢が大切だろう。
これは組織だけでなく、個人に関してもいえると思う。
塩野七生曰く「ローマ人の性向は、しばらくは争っても結局は、共存共栄に向かうのである。これが、ローマ人に帝国創立とその長期維持を許した要因ではないか。」

長く繁栄するための秘訣がここにある。
他の言い方をすれば、組織をうまく運営する方法、人としてよりよく生きる方法がここにある。


カエサルは大胆な人物であったことで知られる。
例えば、古代ローマで元老院派が権勢を振るい民衆派が弾圧されていたとき、カエサルは自分が民衆派であることを敢えてアピールし、民衆の心を掴んだという。
運命の女神は大胆な人物に微笑みかけるようだし、大胆であることが女心を掴むようだから(笑)、男は大胆でありたいものだ。

またカエサルがいかに偉大な人物であったかは、政治家・軍事司令官として神がかり的手腕を発揮し、超大国ローマを再統一して後の長い平和の礎を築いたことを鑑みれば、異論の余地もあるまい。
仕事がデキるというだけであればそれほどでもないが、カエサルが魅力的なのは、借金までしてダンディーを演出し、女にモテまくっただけでなく、どの女からも憎まれなかったことだ。
人物を語るとき、大抵の人物は何らかの非を責められるものだが、カエサルに関して言えば、研究者も例外なくぞっこん惚れ込んでしまうんだそうだ。

権力があり、仕事ができて女にモテるというのは、すべての男の憧れに違いない。

慎重であることは一つの能力だが、慎重か大胆かどちらかを選べと言われたら、私は大胆を選ぶ人間でありたい。
あなたはどう思いますか?


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DATE : 2011.11.03 (Thu) 23:23
萱野稔人編『最新 日本言論知図』を読了した。

この本は、今の日本社会を映し出す一枚の鏡だと言っていい。
扱っている題材は、政治・経済などハードコアな内容をはじめ、夫婦別姓、原発、医師不足、婚活、いじめ、スポーツ、アイドル、食の安全や萌えなど広範だ。
各題材について見開き2ページで、何が問題になっているのかが簡潔にまとめられている。

今日の日本社会について、個々の論点を厳密に捉えたいという人だけでなく、漠然と幅広く理解を深めたいという人にもお勧めの本だ。
全ページに目を通すのは気合がいるが、関心のあるところだけを読んでいってもいい。
おもしろいところでは非モテ、鉄ちゃん/鉄子、2ちゃんねる、ヤンキー論、占いなどがあり、どんな人でも自分に関心のあるトピックが必ずあるだろう。

私自身、今まで知らなかった世界の発見があり、世の中の理解が深まったと実感できる本だ。

最新 日本言論知図
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DATE : 2011.10.10 (Mon) 04:42
『フィンランド式頭のいい子が育つ20のルール』を読了した。
日本人の学力が低下しているという主張には賛否あるが、OECDの学習到達度調査(PISA)で近年日本が順位を落としてきていることはよく知られている。
子を持つ親には看過できない問題だ。

この学習到達度調査で、フィンランドは総合1位で独走を続けている。
教育問題に対するフィンランド文部省のスピーディーな対応や、教育にお金がかからない制度、教師や親を尊敬する風潮。
政治・制度・風潮など、個人では如何ともし難い要因がある一方で、今すぐに実践できて、かつ大きな効果が期待できる方策もある。

テキストの選び方や「カルタ式学習法」、勉強する時間・場所を限定しないことなど、技術的な面ももちろん重要だ。
しかしつまるところ、何がいちばん子供の学力に影響を与えるかといえば、それは親の子供に対する接し方に他ならない。
子供は親を見て育つのだから、それはごく当たり前のことだといえる。

最も重要なことは、子供の希望を潰さないこと。
人間には無限の可能性があるが、子供ならなおさらのことだ。
その芽を「お前には無理」などといって摘み取ってしまうのがいかに有害かについて、日本ではあまり意識されていないように思う。

もう一つ大切なことは、子供の学力を上げようと思ったら、親にも相応の覚悟が要るということ。
例えば、子供に自発的に勉強をさせたいと思ったら、親自らも勉強する姿を示す必要がある。
親が本をよく読むなら子も本を読む、とはよく言われることだ。

そして、子供が自分でできることに手を出さない、ということ。
確かに日本の親は子供が困っているとすぐに助けてしまって、子供を甘やかすばかりか、成長の機会を奪ってしまってさえいる。
黙って見ているのは思いのほか忍耐力が要るものだが、子の成長のためには、耐えるべきところは耐えなければならない。

教師の相次ぐ不祥事や指導力の低下などもあり、この国では教育の尊厳が失われてしまっている。
では教師以外の一般人はどうかといえば、子育てには時間と金が「奪われる」という「リスク」がある、などと平気で言う。
よくよく考えるまでもなく、こんな状況でよい子供が育つわけがない。

子供を育てるということは、新しい人間を創造する、ということ。
何かをつくるということでいえば、これ以上にすばらしいものはない。
「人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。」という一見何の変哲もない言葉の中に、人間の暮らしの素朴な、しかし本質的なよろこびがあるのだ、と思う。


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