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DATE : 2013.06.28 (Fri) 00:04
マキアヴェリの『君主論』は、1532年に刊行された。
中世イタリアを中心としたヨーロッパ世界における君主のあるべき姿について論じているのだが、その示唆するところはグローバル化された現代のリーダーも大いに学ぶところのある、極めて普遍的な書である。
君主論の内容を現代の組織に当てはめてみるのもおもしろい。
ここでは大学研究室を例にとってみよう。

新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)
ニッコロ マキアヴェリ
中央公論新社
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「君主国に、統治者の血筋を引く一族が永年君位を受け継いだ世襲君主国と、新たにできた君主国がある。」
前者は、大学では前教授の直属の部下である准教授(あるいは講師か助教)が教授になった研究室を指し、後者はよその大学あるいは研究機関、企業などから教授が選ばれた研究室を指す。
『君主論』では国を保持する難しさは世襲国家の方が小さいと述べるが、これは大学の研究室でもそうだろう。
なぜならば、よそから新しく来た教授は研究室の運営方針を一から築き、かつその秩序を構成員に守らさせなければならないからである。

「君主が国を守る戦力には、自国軍、傭兵軍、外国支援軍、混成軍とがある。」
現代の大学研究室にとって戦いとは、研究開発活動である。
研究室のパワー、すなわち国力は、研究開発の成果で測られる。
自国軍は自分の研究室の構成員から成るグループ、外国支援軍は他の研究室の構成員から成るグループと考えてよい。
研究開発において、他学部や他大学との共同研究を行うことはよくある。
『君主論』は、外国支援軍を招いた場合しばしば災いが生じると説く。
外国支援軍が戦いに勝ったとき、それを雇った君主は彼らの虜になってしまうというリスクは十分考慮に入れなければならない。
すなわち、共同研究を行っている他大学の研究グループが立派な成果を上げた場合、その研究のイニシアチブが彼らに移ってしまう可能性があり、場合によっては主導権争いが起こりかねない。
最近は異分野連携がさかんに推奨されるが、共同研究を行うときは上記のリスクを十分に考慮した上で研究組織を構成しなければならない。

「君主は、かたときも軍事上の訓練を念頭から離してはならない。(中略)各地の地形の特徴をおぼえ、山の起伏のありさま、渓谷の狭まる模様、平野の広がるさま、河川や沼沢地の特徴を、よく理解しておかなくてはいけない。」
研究開発において、各地の地形の特徴をおぼえることとは、さまざまな研究手法や研究分野の動向について学び、通じておくことといえる。
そうすることによって、自分の研究の遂行のために最も有効な戦略を立てることができる。

「君主が衆望を集めるには、なによりも大事業(戦争)をおこない、みずからが、類いまれな手本を示すことである。」
これを大学研究室にあてはめると、教授が尊敬を受けるには大きく重要な研究プロジェクトをおこない、自ら率先してそれを進めていくことといえよう。
確かにこのようにすれば、教授は自分の研究室の人員からはもちろん、他大学の研究者や、場合によっては研究とは無縁の一般の人々からさえも尊敬と称賛を集めることだろう。

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