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DATE : 2011.10.02 (Sun) 00:18
日本では、1992年頃に学習指導要領の改訂があり、小学5年生の教育に「月経」「射精」「生命の誕生」の項目が導入された。
2002年には厚生労働省外部団体「母子衛生研究会」が「思春期のためのラブ&ボディBOOK」を発行したが、この本は国会議員などから少なからぬ反発を受けて発行停止になった。
最近では、東京都がアニメ・ゲーム・コミックにおける過激な性描写を規制する条例を可決し、「非実在青少年」問題の議論を呼んだことが記憶に新しい。

漫画等の過激な性描写には、少なからぬ問題があるだろう。
しかし、性教育のすべてがタブーであるかのように扱うのはいかがなものか?
子供に性教育を行うことの、何が問題なのか?

逆に、子供に性教育を行わないことによって生じる問題は、確かにある。
それは何といっても、意図しない妊娠と、AIDSなどの性感染症だろう。
性行為とはどのようなものであり、それがどのようなリスクを持つのかは、子供もいずれは知る必要のある、重要で基本的な知識だ。

それだけではない。
性行為が悪であるかのように教えることは、健全な精神の育成を阻みさえするのではないか?
セックスがタブーであると教えることは、人間の営みが悪であると教えるようなものだ。
体外受精という例外はあるものの、基本的にセックスをするから子孫が受け継がれていくのであって、その意味では性行為とは貴いものではないのか?


智を授けないことは、暗愚に導くようなもの。
それは性教育に限らず、あらゆる局面において同じだ。
最も大切なことは、正確な知識を与えて、かつ、どのように行動すればよい生き方ができるかを、自ら判断できるように導くことだ。

私には、まだ幼い娘が二人ある。
人間とはどのようにして生まれてくるのか。性行為とは何なのか。そしてそれにはどのような危険があるのか。
来るべき時に、それをしっかりと教えたい。

(この記事は萱野稔人編『日本言論知図』に着想を得て書きました)

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DATE : 2011.09.25 (Sun) 10:37
4000年前のエジプトでも、年長者による若者批判が既にあったという史料があるそうだ。
どの時代にも、どの世界でも、「最近の若者は…」という文句は聞かれる。
最近の日本では、1997年の「酒鬼薔薇事件」以降、世代の違いによる人間の性質の違いが問題にされることが多くなったように思う。

「最近の若者は…」という言葉の裏には、暗に「自分たちの世代はマトモだが、最近の若者たちには問題がある」という意図が含まれている。
まるで若者自身に問題の責任があるかのような言い方だ。
しかし、ちょっと考えてみればこの思考回路がいかに短絡的かが分かる。

そのためには、たった一つの前提が認められればよい。
それは、わずか数世代の間で人間という生き物の性質が変わってしまうはずがない、ということ。
生物の進化という視点で見れば、ヒトの遺伝的性質が10年とか100年とかいう短い期間で変わってしまう可能性は、限りなくゼロに近い。

つまり、年長者と若者との間に人間の素質としての差はないのだ。
ヒトの性質を決定する2大因子は遺伝と環境だが、世代論についていえば、それはほぼ100%環境の問題といえる。
もし年長者と若者との間に性質の違いが生じたとしても、それは若者の責任ではない、というのは明らかだろう。

昭和一桁世代、団塊世代、しらけ世代、バブル世代、ロスジェネ、ゆとり世代…。
世代による人間の性質の違いは、確かにある。
しかしそれは若者自身の問題ではなく、社会がそうさせるのだ。

私もうっかり「最近の若者は…」などと口走らないように気をつけないとね…

(この記事は萱野稔人編『日本言論知図』に着想を得て書きました)

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DATE : 2011.09.20 (Tue) 23:32
最近スペースシャトルが退役した。
人類のフロンティアのシンボルだったシャトル。
それが姿を消してしまうのをさびしいと感じるのは、私だけではないだろう。

また最近、追い討ちをかけるような悲しい出来事が立て続けに起こった。
ロシアのロケット打ち上げの相次ぐ失敗。
これにより、現在軌道上にある国際宇宙ステーションは最悪無人化される可能性がある。

宇宙開発には莫大な予算がかかる。
そんなものにお金を注ぎ込む余裕があるなら、身近な経済問題を解決すべしという声も根強い。
例えば、東日本大震災に限らず最近世界各地で災害が発生しているから、その復旧・復興に財源が必要なのは間違いない。

その一方で、人類が好奇心に満ちた生命体であることもまた事実。
外に新しい世界があるならば、とりあえず行ってみたいと思うのが人情だろう。
そして、人類の宇宙進出は単なる好奇心だけではなく、その過程で得られる技術が我々の生活を豊かにするという側面もある(いわゆるスピンオフ)。

個人的には、宇宙開発はどんどん進んでいって欲しいと思う。
その一方で、人類の歴史という比較的長いスパンで見れば、遅かれ早かれ人類は宇宙に出ていくだろう。
私たちの祖先は、むかし海から陸に上がって、陸から空に上がったのだから、地球から宇宙に出て行っても何の不思議もあるまい。

私たちは、来たるべき宇宙時代の幕開けに生きている。
私たち人類の子孫が、将来この宇宙で繁栄していくことを祈る。
Live long and prosper.

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DATE : 2011.09.18 (Sun) 00:34
林芳正・津村啓介著『国会議員の仕事』を読了した。

どんな人が国会議員になって、どんな仕事をするのかというのは、多くの人にとって謎なのではないか?
この本では、著者の2人の経験を通してその答えが明かされる。
おかげで長年の漠然とした疑問がすっかり解けた。

多くの人にとって、政治家に関する情報はマスコミ経由だろう。
しかしそのマスコミはといえば、ほぼ必ずと言っていいほど政治家批判に終始する。
だから人は、自然と政治家に対して悪いイメージを抱いてしまうのではないか。

正直なところ、私も「この国には日本の将来を真剣に考えている政治家がいったいどれくらいいるのか?」などと思ったこともある。
しかしこの本を読むにつれ、日本の国益を真剣に考えている政治家が確かにいるんだ、と実感した。
これは私たちにとって救いだ。

国会議員の仕事―職業としての政治 (中公新書)
林 芳正 津村 啓介
中央公論新社
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ところで前から思っていたことではあるが、政治家のタフさにはまったく恐れ入る。
文字通り雨の日も風の日も街頭演説をしたり、毎週東京と地元を往復したり、様々なイベントに駆けつけたり。
何の前触れもなく重要なポストに任命されたり、そうかと思えば、大臣になっても2ヶ月で内閣改造などで任期が終わったり。

それでいて、手元に残る収入がそれほど多いわけでもない。
普通のサラリーマンにはまず耐えられない暮らしだ。
生半可な覚悟では勤まらない。

よい政治家は、人民の暮らしを100年先まで考える。
自分の成すべきことを、大局的な見地から捉える。
では、自分は何をするべきか?

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DATE : 2011.08.31 (Wed) 00:11
先日の日曜日に、家族でバーベキューをした。
小さな川沿いにある、整備されたこぎれいなバーベキュー場。
ウォータースライダーなどもあって、子供たちは大喜びだ。

バーベキューはそれ自体楽しい遊びだが、教育的な面も大きい。
便利な電気機器に取り囲まれて育つ現代人にとって、もはや自然は非日常になってしまった。
そんな中で、山や川に行って火を起こし、肉や野菜を調理して食べる行為は、本来人間は自然の中で生きてきたということを、多少なりとも気付かせてくれる貴重な体験だ。

とはいえ、その自然体験も最近ではずいぶんお手軽になってしまった。
例えば着火剤やテント。
私が子供の頃には便利な着火剤などなかった(ように思う)ので、父親が苦労しながら炭で火を起こしていたことを思い出す。
テントは、最近は組み立てが簡単にできるように進化してきているようだ。

ちなみに、今回は着火剤があったにもかかわらず、なかなか炭に火がつかずちょっと焦ってしまった。
母親が肉や野菜を下ごしらえして持ってきたにもかかわらず、父親が火を起こせなかったせいでバーベキューができませんでした、などということになったら、父親の面目丸つぶれである。
必死にうちわであおいだりして、なんとか権威失墜を免れることができた。
ひゅぅ~。

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Ken Takahashi

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